肩甲骨を張り付かせろ!
腕が上がらない、なんとなく肩こり、だるさが抜けないみなさん、どうもです。
肩関節周囲炎、いわゆる五十肩な人で治りが悪い人っているんです。
そういう人ほど、肩甲骨が肋骨に対して浮いてます。
肩甲骨を止めておく力が弱って、あらゆる動作で肩甲骨が肋骨から浮いたままになってしまうんです。
肩甲骨が浮くと、肩甲骨自体が不安定になり、肩に余計に力が入ってしまい痛みや動きの制限につながってきます。
簡単に言えば、肩甲骨を肋骨に張り付けられるようになればよくなっていくんですが、これがなかなかな作業です。
人によって比較的安定させられる動きが全く異なるので、なかなか難儀します。
そして、うまくできないほど、いくら動かしても「全然問題ありません」「楽です」と連呼します。本当に効くと腕がプルプルしたり一気に汗が噴き出てくるはずなんですね。
どこに行ってもダメな人って、実はこういった「間違った動きのクセで凝り固まっている」ことが非常に多いです。
一見問題なくできているように見えて、実は全然できていない。だからみかけの正常っぽい感じにだまされて、セラピスト自身もどこが悪いのかわからなくなる。悪循環です。
運動をさせてみて全く問題なさそうでも、「気づいていない問題があるだけだ」ということを頭の片隅に置いています。
そうでなければ、どこに行ってもダメだった人とまともに向き合えません。やれることをやりきった上で、ダメな時にこそ心因性を疑うべきです。まあその前に生活習慣だとか色々なものを考える必要あるんですけども…。
肩甲骨を安定させれば、肩は良くなります。
できない人のために、僕らの仕事はありますよ。
あきらめずにがんばってみませんか?